2023年11月上旬、子供2人を連れてチェンカーンへ母子旅に行ってきました。
チェンカーンは有名な観光地ではありませんが、実は魅力的な観光スポットがいっぱい!
この記事では、私がオススメする大人も子供も一緒に楽しめる観光スポットを、移動手段も含めてを紹介します。
おすすめ観光スポット
チェンカーン・ウォーキングストリート(Walkingstreet)
チェンカーンのメインストリートで、メコン川沿いに約1.5㎞続く通りです。
木製家屋のゲストハウスや飲食店が立ち並び、昭和にタイムスリップしたようなノスタルジックな雰囲気で心躍ります。
また、この町では日本人観光客は珍しいようで、町の方が私たちをみかけると「コンニチハ!」と話しかけてきてくれたり、日本人が来た記念に一緒に写真撮ろうよ!と飲食店の方が行ってくれたり、日本人にとっても友好的でこの町の人々はバンコクよりも更にとても温かい印象。
ウォーキングストリートは夜になると毎晩ナイトマーケットが開かれます。
でもバンコクなどでよく見かけるナイトマーケットとは一味違うんです!
観光客は圧倒的にタイ人が多いので、ナイトマーケットで売られている物もここでしか食べられないような名物的な物が多く、バンコクでよくあるナイトマーケットの様な今時な?雰囲気ではありません。
雰囲気はローカル感たっぷり。また、売られている物の値段もローカル価格な為、10バーツから買えるものが色々あります。
子供に好きな物買っていいよと100バーツずつ渡したら、いくつも買えてとっても楽しそうにお買い物を楽しんでました♪
旅先でのナイトマーケットが大好きで、色々な観光地のナイトマーケットに行きましたが、個人的にチェンカーンのナイトマーケットは毎晩ぶらりと行ってしまうほど好きでした。
お財布に優しい金額で色々な物を買ったり食べたり出来るので、端から端まで歩いているうちに私も子供も毎晩お腹いっぱいでした(笑)
また、昼間は同じ通りとは思えないくらいのんびり静か。この町の懐かしさと温かさを感じれる雰囲気がとっても心地良いので、お散歩やサイクリングにオススメ!
ウォーキングストリートに沿うように、1本北側のメコン川沿いの道がサイクリングロードになっていて、この道もとっても気持ちがいいです。
メコン川には朝靄がかかる日が多く、幻想的な世界が広がります。
夕方にはこの道から綺麗な夕日を見る事も出来ます。
自転車をレンタルしてサイクリングを楽しもう!
チェンカーンは小さな町なので、お散歩やサイクリングをするにはちょうどいい大きさ。
ウォーキングストリートには自転車をレンタルできるお店がたくさんあるので、自転車を借りてみよう!
ゲストハウスでレンタルできるところもたくさんあるけど、
子供用自転車は無い所がほとんど。レンタル屋さんには子供用自転車もあるから
我が家は大人用と子供用をまとめてお店でレンタルしました。
自転車はパスポートコピーを渡すだけで簡単に借りられます。1台1日50バーツが一般的な様でした。
朝は6時過ぎから借りられ、夕方はナイトマーケットが始まる頃までに戻してねという感じでした。
残念ながらチャイルドシート付きの自転車は見かけませんでしたが、
ママチャリの荷台にクッションが付いているのが一般的だったので、
4歳の娘はこちらに問題無く乗れました。
ゲーン・クックー(Kaeng Khut Khu)
ウォーキングストリートから約6キロの場所にある、チェンカーンの景勝地“ゲーン・クックー”。
自転車で行ける丁度良い距離にあり、眺めの良い場所です。展望台があり、対岸のラオスを眺める事が出来ます。
こちらではボートに乗る事も出来、値段は貸切で800バーツ乗り合いで1人50バーツでした。
ゲーンクックーでは、グンテンという海老の踊り食いが名物です。
ぴょんぴょん飛び跳ねる生きた小海老を食べられます。こんな体験もここならではですよね♪
メコン川クルーズ(Dinner Cruise)
チェンカーンでは毎晩夕方5時に出航するメコン川をクルーズ出来る船が出ています。クルーズといってもローカルな雰囲気たっぷりの味のある船(笑)
しかも乗船料はなんと1人100バーツ!子供は無料!なんと3人で100バーツで乗れちゃいました。
メコン川に沈む夕日を見ながらクルーズするのですが、中で料理も注文して食べることができます。私たちはこの後ナイトマーケットで食べ歩き予定だったので、飲み物とフライドポテトのみにしましたが、他のお客さんはクルーズしながら夕食を食べている方が多かったです。
料理はタイ料理が中心ですが子供が食べれそうなカオパットなんかもあります。料理代は最後に乗船料と一緒に回収に来てくれるのでその時払います。
乗船時はまだ明るい空が徐々にオレンジ色に染まり、ゆっくりと沈んでいく夕陽を眺めながらの時間ががとても非日常を感じ癒されました。海に沈む夕日は旅先でよく見ますが、川に沈む夕日もとても心に響くものがありました。
クルーズ時間は大体1時間半。
夕日が沈んでしばらくするとただただ真っ暗な中でのクルーズで(笑)
でここで夕食を食べない予定だと時間を持て余してしまったので、
子連れの方は食事もとる方がオススメです。
サムローをチャーターしてみよう!
徒歩や自転車で行くのはちょっと難しい、サムロー(トゥクトゥクに似た乗り物)や自動車をチャーターして行く観光スポットもたくさんあります。
今回はサムローを現地でチャーターしたので、私がチャーターした方法もご紹介します。
ホテルの近くに停まっていたサムローのおじさんに声を掛けて、これから紹介する4つのスポットに3日間に渡って連れて行ってもらいました。
サムローのおじさんと電話番号の交換をし、行きたい時間を連絡をして宿泊したゲストハウスまで毎回迎えに来てもらいました。
予め行きたいスポットを全て伝え、全部でこれくらいでどうですか?という感じで交渉しました。
料金は後払いで大丈夫なのでお金だけ取られる心配もありませんでした。
ほとんどのサムローは料金表がしっかりと車内に貼ってあったので、ぼったくられることは少ないように思いますが、一箇所ずつ正規の値段を払うよりも、行きたいところをまとめて交渉する方がだいぶ安くなりました。
毎回必要な時にサムローを探す手間を考えるとこの方法がおすすめです。
運転手のおじさんともすぐに仲良くなり安心感もありました。
この町では基本的に英語は通じません。
私はタイ語が話せないのでGoogle翻訳を見せたり、ジェスチャーでやり取りしましたが、何とかなりました。電話で行き先と時間だけはなんとかタイ語で伝えました。本当に何とかですが伝わればマイペンライ!
ローカルな旅は言語の心配があるパパママも多いはず!でも伝えたい気持ちがあれば何とかなる!といつも思ってるお気楽なKAORIです^^:
ワット プラ プッタバート (Wat Pra Putthabat )
ウォーキングストリートからサムローで約15分で着けるワット プラ プッタバート。
見晴らしの良い山の上にあるお寺です。この日は空が本当に真っ青でお寺の外観のオレンジとのコントラストはとっても素敵でした。
でも、子供たちはお寺にはそこまで興味を示さず、向かう先はうさぎの楽園!
お寺の敷地内に数えきれない数のうさぎが飼われていて、餌をあげる事が出来ます。
うさぎの餌は10~20バーツととっても安く量も大量!
動物が好きなお子さんならここでは一瞬にしてうさぎたちのアイドルになれてしまうので、すごく楽しめると思います。
しばらくうさぎと遊んで大満足な子供たちに付き合ってもらい、帰りにチラッとお寺も見学。
子連れだとなかなかお寺はゆっくり見せてもらえない。
まずは子供たちを楽しませて、最後に少しだけママに付き合って!
のスタイルで!
ここでは巨大な仏足石が見れてママは満足(笑)
プートック(Phu Thok)
私が旅先にチェンカーンを選んだ目的の1つは、雲海を子供たちに見せたかったから。
タイで雲海が見れる場所はいくつかありますが、チェンカーンのプートックでは山登りすること無く、雲海スポットまで行く事が出来るんです。
娘はまだ4歳なので、母子で早朝から山登りは非常に難易度が高い・・・けど!ここではウォーキングストリート周辺からサムローで約20分で山の中腹まで送ってもらい、そこからトラックの荷台に乗せてもらい約5分で雲海を見るスポットに行く事が出来ます。
これなら母子でも難易度はだいぶ下がります!
雲海は年中見れるわけではなく、ベストシーズンは11~2月のわずか3ヶ月のみ。
私達は11月上旬に行き、念願の雲海を無事に拝むことができました。
当日は朝5時15分にゲストハウスを出発し、サムローで駐車場まで送ってもらい、
朝はとっても冷えるので長袖長ズボンに上着はマストです。
特に爆走サムろーに乗車中は風をもろに受け寒い!笑
駐車場では可愛いわんこがお出迎えしてくれた♪
人数が揃うと随時出発するトラックの荷台に乗り換え山頂へ。雲海スポットは歩いてすぐです!
見晴らし台に立ち、少し経つと徐々に周りが明るくなっていき、目の前に雲海が‼‼‼‼
だんだんと空が明るくなっていき、、、
目の前に広がる雲海に子供たちも想像以上に大興奮!眠かったのも忘れて目を輝かせてました♪
この日は6時頃から霧がかかり始め、朝日が昇る6時15分頃には辺り一面真っ白!でもそんな中から現れた朝日がまた神秘的で、本当に綺麗でした。
ここまで連れてきてよかった!本それに尽きます。
4歳の娘を朝早くに起こして、眠い中寒い場所へ連れて行き、果たして雲海を楽しめるのか?
という心配があったけど、雲海というものを理解できているかは別として、目に映る見た事無い景色に感動してた。
雲より上に行ったねー!と喜んでました♪
何でもまずは心配するより経験させてみるのが大事だなとママも勉強になりました!
帰りも山頂でたくさんのトラックが待機しているから誘導された荷台に乗り込み、駐車場まで送ってもらいます。駐車場にはちょっとした朝市が開かれていました。
たまたま行きにも挨拶に来てくれたわんちゃんが、帰りも駆け寄って来てくれた♪チェンカーンのわんちゃん達もみんな懐っこくてかわいい子ばかりでした♪
チェンカーンに行くなら雲海は絶対に外せない!百聞は一見にしかずと思い是非行って欲しいスポットNo. 1です!
チェンカーンスカイウォーク(Sky walk)
チェンカーンの新しい観光スポットといえばこちら!2020年に出来たばかりのまだ新しいスポット。
こちらもウォーキングストリートからサムローで約30分で行けちゃいます。
チケットを60バーツで購入すると、靴の上から被せるソックスを貸してもらえます。その後山頂まで行くソンテウに送ってもらい
ます。ソックスもソンテウもチケット代金に込みです。
長さ約100メートルのスケルトンのガラスの床を一周できるスリル満点なスカイウォーク!
怖がっていたのは私だけで、子供はへっちゃらで飛んたり跳ねたり走ったり!
そこから見える景色はメコン川にチェンカーンの山々、対岸のラオス。思ったよりスカイウォークの規模は小さめでしたが景色は最高!
タイダム族博物館(Taidam tribe museum)
色んな民族が暮らすタイで、異文化を感じさせたいという気持ちから、向かった先はタイダム族博物館。
タイダム族とは元々現在のベトナムの山岳地帯で暮らしていた人々で、1980年代にタイダム族の一部が現在のチェンカーンに捕虜として連行されてきたそうです。全身黒い民族衣装を身にまとっている事からタイダム=黒い服を着た人たちのことを意味しており“黒タイ”と呼ばれています。
その民族の生活を支える収入源ともなっているのがこの博物館です。
こちらは今回の旅で一番長い移動時間で、サムローで約50分かけて連れて行ってもらいました。
のどかな景色が広がる道をひたすら走ります。
普段バンコクの大都会で暮らしているとどこまでも広がる田んぼ道を走ることすら癒やされました。
子供たちはサムローの揺れと心地良い風に吹かれてお昼寝…逞しい(笑)
到着すると素敵な笑顔でタイダム族の方々が温かく迎え入れてくれました。
子供たちに竹馬を教えてくれたり、輪っかに手作りのボール代わりの物を投げるゲーム、タイダム族の子供たちがいろんな遊びを教えてくれて子供たちは楽しそうに一緒に遊んでいました。
竹馬に初めて挑戦した我が子たちは悪戦苦闘!何度も何度も練習し、帰る頃には乗れるようになってました。
その後、タイダム族の方が広場に集まり楽器を演奏し、その音に合わせて伝統的な踊りを見せてくれました。子供たちにもタイダム族の楽器を貸してくれて、一緒に楽しみ、その後子供たちは一緒になって踊りの輪に入れてもらいました。
ここも子供たちの印象に強く残った様で、とてもいい体験になりました。
世界には色んな人種、いろんな国籍、いろんな民族の方がいるということを子供たちが少しでも肌で感じてくれたらうれしいな。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
子連れでも想像以上に楽しめるスポットがチェンカーンにはたくさんあります。この時はまだバンコクでは雨季が空けていませんでしたが、チェンカーンでは毎日青空の日が続き、バンコクより気温も低くとても過ごしやすかったです。
紹介した中で雨天時に楽しめるスポットがひとつもないので、チェンカーンは乾季のお天気が安定した時期行かれるのをオススメします。更に乾季なら運が良ければ感動的な雲海が見れますよ!
^_^